直径:44.6mm 量目:31g 材質は銅貨に金メッキと言われております。
ドイツは第一次大戦後、巨額の賠償金を課せられましたが鉄、石炭の主要産地を失い、また海外植民地も手放したドイツには苛酷な金額であり、連合国に賠償金の支払い猶予を求めました。フランスはこれに承服せず1923年1月にベルギーと共にドイツ復興の要となるルール地方に出兵、ドイツはストライキによって抵抗しました。
この為、国庫負担が増し、マルクを乱発、これがハイパーインフレを招きました。各地、各機関で多くの紙幣が発行されましたが、第一次大戦後プロシャ自由州の県となっていたウェストファリアは金属通貨を発行しました。本貨は10,000マルクですが、50ペニヒから1兆マルクまで全部で22種類が発行されています。
肖像のフォン・シュタインはプロシャの政治家で首相として近代国家へ脱皮に努力しました。
晩年には枢密院議員となりプロシャ改革案を推進しました。彼が没したのが1831年です。彼の肖像は、ワイマール共和国の没後100年の記念貨にも見られます。