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造幣局では、日本の名作童話をテーマとした貨幣セットを販売しております。



平成25年は、今年で生誕百年を迎える新美南吉(大正2年（1913年）〜昭和18年(1943)の創作童話「手ぶくろを買いに」をテーマとしております。新美南吉の物語はユーモアとペーソスに満ちており、心の通い合いや美しい生き方といった普遍的なテーマや巧みな物語展開が読者を惹きつけます。この作品では、愛情と信頼というテーマを美しい情景描写で描く一方、「ほんとうに人間は
いいものかしら」という厳しい問いかけもされています。



この貨幣セットは、平成25年銘の未使用の5百円から1円までの6種類の通常貨幣と、表面に「狐の親子」のイラスト、裏面に製造年を表す「2013」と「手ぶくろ」のイラストをデザインに用いた丹銅製の年銘板１枚をプラスチックケースに組み込み、「手ぶくろを買いに」の物語を収めた小冊子とともにブック型ケースに収納したものです。